トレーニングをするには、犬個々の性格によって最善なトレーニングの方法を選択しなければなりません。
1つのトレーニング方法で異なる複数の犬をトレーニングしようとすることは、さまざまな弊害を生じることとなります。
では、どのようなことを決めていかなければならないのでしょうか?
◆「犬種」による性格を知りましょう!
犬は、個体によってもそれぞれ異なる性格を持っています。
また、飼育されている環境が犬の性格に与える影響も大きく、さらにトレーニングを開始する「年齢」も考慮していきます。
トレーニングしようとする犬種が本来、「何の目的で改良されて来た犬種であるかも、重要になってきます。
◆「個体」による性格を知りましょう!
同じ犬種、同胎犬であっても、それぞれの犬はぞれぞれの異なる性格を持っていて、ある種の出来事に過剰に反応したり、同じ人に対しても、時によって従順であったり、攻撃的であったりします。
◆トレーニングの環境を整えましょう!
犬の飼育家庭の全員は、トレーニングについて同じレベルの意識をもって犬に接することが重要です!
何を教えるか?何を禁止するか?
■屋内であらかじめ注意や配慮する点として■
・電気コードの露出部分にカバーをする。
・飲み込めそうな小物をなくす
・かじられては困るもの、食べてはいけないものを犬が届く範囲におかない
・不意に飛び出し事故に至ることのないよう出入り口の作り方を考える
など・・・・・
生後50日齢に達すると、同胎子犬の間でも性格的な個体差が出てきだします。
犬の個体差の見極めは、トレーニングの第一歩であり、日常行動の観察を通して行われるのが理想です。
本来、犬の飼い主が、最もトレーナーにふさわしいのです!
◆トレーニングを始めるにあたって◆
ⓐトレーニング開始年令の考慮
生後90日を経た頃が最も適した時期とされています。
「良い行動を褒め、悪い行動を無視する」という、誘発トレーニングの手法が大きな成果をあげるとされています。
ⓑ首輪とリードに慣らしておく
散歩や外出、トレーニングの際には首輪とリードを付けることが最も重要であるため、幼犬の時から慣らしておきましょう!
※幼犬といえども、首に異物を付けられることは好きではないので、最初は、太めの軽い紐を結んで慣れさせましょう!
首の紐を気にしなくなったら、、細めの首輪と付け替え軽いリードを付け飼い主(またはトレーナー)がリードの端を持ち、リードの届く範囲で遊ばせ、時々名前を呼んでリードで誘引します。
©日常生活でのトレーニング
全文で、「犬の飼い主が、最もトレーナーにふさわしい!」と記しましたが、
実は、飼い主が、ある時間だけ突然トレーナーになるというのは人間社会では「けじめ」と呼んでも犬には通用しないのです!
●犬との共同生活のいろいろな場面で既にトレーニングは始まっており継続しているのです。
・掃除機の音・車に乗ること・シャンプー・予防接種・爪切り・未知の犬や猫との出会い・来客・雷の音 など
これらの出来事を幼犬の時に良い経験をしなかった場合に、成長後に問題行動を起こすケースが多くなります。
よって、飼い主は、日常生活の中のどの場面でも常にトレーナーであり、あらゆる事象と良い出会い(経験)をさせる指導者であってほしいと願います。
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